ナインイーグル SOLO MAXX



Nine Eaglesのベル機

コンセプトとしては, 京商CALIBER 120Walkera CB100 と同じで,室内で安定した飛行を狙っている。
大きさはCB100と同じくらいで,重さは半分くらいである。
作りは,かなり簡略化されている。
こんなんで飛ぶんかいな,という程簡単な作りである。
スタビライザーは一体成型で,ブレードはSOLOと同じく固定だ。 スワッシュとブレードの回転止めは片持ちで,全体的にガタガタ。

MAXXの制御機構は, 受信機もサーボも全てが1枚の基板に収まっている。
何が壊れてもこの基板を交換しなければならない。
サーボだけ修理,ってのも不可能ではないだろうけど, ちょっとしんどい。

プロポ

プロポは Nine Eagles SOLO と同じ,モード1/2の切替式である。
色目が少し異なっている。 多分,SOLOのでも使えると思うが,確認していない。

初飛行

とりあえず,箱出しで飛ばして,トリム調整だけしてみた。
ナインイーグル SOLO MAXX 初飛行

確かに,安定はしている。 舵の切れが甘い,というか,敏感というか,切れだすと走り出す。
さらに,ソロットルが敏感過ぎる。 ORCの飛行場は天井が低いので,高度を保つのにかなり気を遣う。
これは慣れないと操縦しにくいゾぉ〜。
とりあえず,左スティックを押して初心者モードに変更する。
それでも,まだ舵が敏感過ぎる。 E-Flite BLADE mSRと同様, ラダーとエルロンが混ざっているようで,かなり運転しにくい。
安定性は同じだが,操縦性はmSRの方がかなり上である。
メイン・ブレードが固定なので,リード角(進角遅角)がとれないので, 急な舵を切ると,どうしても腰砕け状態になる。
SOLOは急なラダーを切るとすぐに墜落したが,MAXXはなんとか持ちこたえるが, あらぬ方向に走り出す。
部品がないので,当てないように注意していたが,何度か壁に激突した。

1電池飛ばした後のモータ温度は,計る必要のないくらい低い。
室温よりほんの少し暖かいくらい。連続飛行しても全然問題ない。

手放しホバリング

がんばって,トリムを調整しながらやってみたが, スロットルが敏感すぎて,なかなか難しい。
10秒はちょと無理っぽい。
ナインイーグル SOLO MAXX 手放しホバリング
舵はかなり安定してるが,スロットルがなかなか安定しない。
今回,動画の編集に Premiere Element 8 を使ってみた。 残念ながら僕のPCでは遅すぎてかなり使い難かった。

ベル・リンクの変更

ベル機構のスタビライザーとスワッシュとのミックス・レバーをよく見ると, 舵がよく効く方,すなわち舵側が短く,スタビ側が長い。
これを逆にしてみた。
丁寧にリンケージを外して,ミキシング・レバーを長短逆に組みなおす。
かなり面倒な作業である。

これほど面倒な作業したのに,結果はペケ。全然ダメ。
飛ばせないことはないけど,今度は舵がほとんど効かない。
特にエルロンが右側に倒れない。右に行けない。

スワッシュ・リンク位置変更

スワッシュとベル・リンクとのリンケージをよく見ると, なんと,CALIBER 120と同様,長いリンケージと短いリンケージがあるではないか。 出荷状態は長い方,すなわち舵がよく効く方につながっている。
今度はこちらを短い方,すなわち,舵がマイルドになる方につなぎ替えてみる。
CALIBER 120と違い,MAXXは対称なので,外して90度回して付け直すだけ。
作業は非常に簡単だ。


この変更は,かなり操縦しやすくなった。 舵はマイルドになり, なんと,ヘタな僕でも, 狭い会議室で,逆旋回もできるようになった。
ナインイーグル SOLO MAXX かなり危ない旋回

リア・ブレードの補修

O君が調子に乗りビュンビュン飛ばしいて,ゴミ箱につっこんだ。
なんかヘンな音がする,ということで探したら,なんとリア・ブレードが縦に1cmほど裂けていた。
部品もまだ入手できないので,修理することにした。
まず,セロテープで割れ目をピッタリと整える。
その後,注意してアクリサンデーを流し込む。
これでばっちり。割れ目は分からなくなった。
アクリサンデーは揮発性の強い液体なので,取り扱いに注意すること。
特に付属のスポイドがタコなので,かなり注意して流し込まないと大変なことになります。


スキッドの修理

軟着陸した拍子に,スキッドが2か所折れてしまった。
なんとも不思議な,ちょうど間が外れたようになっている。
しばらく気が付かず,折れた破片を探すのに非常に苦労した。
こんな壊れ方をするのも,また中華製らしい。


いつものように,0.3φのピアノ線で修理する。
注意して,折れた所の中心に0.3φのピンバイスで穴を開ける。
最初に針を熱して,中心を凹ませるのがコツである。


0.3φのピアノ線を適当な長さに切って,接着剤とともに差し込む。
今回は,材質がナイロンと金属なので,ボンド・ウルトラ多目的を使ってみた。
どうも,小面積の接着にはあまりよくないみたいだ。
結局,ロックタイト金属用瞬間接着剤でやり直した。
いつも3倍くらい時間がかかった。


破片の方にも,同様に0.3φの穴を開けて, 瞬接を付けて,しっかりと押し込む。
これで完成。



つづく。。。
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