ファルコン-X (Falcon-X) メーカ不詳



SWIFTとほとんど同じ同軸反転

ヤフオクで1,600円で出品されていたので,ついつい入札してしまった。結局1,700円で落札できた。 送料と代引き手数料を加えて3,000円の買い物。SWIFTより少し安い程度。
日本語マニュアルが付属しているが,メーカがどこなのかは書いていない。

形状は隅々まで SWIFT と同じである。
Falcon-Xは少し改良が加えられている。 まず電池がSWIFTよりかなり大きい。その分,前が重くなり前後バランスがよくとれている。 全備重量は43gなので,SWIFTより2.5g重い。
機体やキャノピーを組み立てているネジは,かなり省略されている。
あと,腹立つことに充電コネクタが異なるので,SWIFTのUSB充電器は使えない。
ギアの精度は,SWIFTの方がよさげである。
スタビを留めているピンは,抜けにくいように加工されている。
なぜか予備のブレードが上下1枚づつと,リア1個が付属していた。


モード4プロポ

プロポはお約束のモード4プロポである。
SWIFTより1チャンネル多く,ボタンを押すことにより滅茶苦茶明るいLEDをOn/Offできる。
また,時間があるとき, モード1に改造することにします。

初飛行

最初,なかなかペアリングができずに困った。 マニュアルには書いていない。
双方の電源を入れて,スロットルを一旦最大まで上げて最小まで下げると ペアリングが終了する。 プロポのLEDの赤点滅が停止して,ヘリのLEDが全部点灯する。
一旦ペアリングが完了すると, SWIFTのように,ヘンな安全装置がないので, 勝手にモータがOFFすることはない。

ファルコン-X 初飛行 (超安定)
SWIFTと同じくらい安定している。 少しFalcon-Xの方が舵の切れがよい。
重心がほぼとれているので,手放しでホバリングする。
さらに, 電池がでかいので,5分間は余裕で飛ぶ。
ビデオで,発信時に少し後に行っているのは,スキッドが後に傾いているからである。
少し修正してやると,真っ直ぐ上がるようになる。

プロポをモード1に

お約束のプロポのモード変更です。
まず,注意深く蓋を開ける。
裏からネジを外すと簡単に開く。
目隠しの板とトリムのつまみが落ちるので注意する。
可変抵抗器を左右入れ替え,配線を入れ替えることは不可能ではないが, 面倒なのでSWIFTと同様,上下逆にする改造にした。


基板を取り出して,各スティックの可変抵抗の足のパターンの回りをヤスリで削り取る。
可変抵抗の真ん中の端子は元のままでよい。
ORCでは,リュータを使ったので,全部綺麗に削り取ってしまった。
可変抵抗の1番と3番の配線を入れ替える。これで上下,左右の動作が逆になり, 逆さまに持つと,モード1プロポになる。


各可変抵抗の配線変更を回路図で示す。
中点2番の配線は変更せずに,1番,3番の配線を入れ替える。 パターンはいろいろなところにつながってるので, 可変抵抗器の根元でカットするのが間違いないだろう。
特に3番はパターンが大きいので,●の形にパターンをカットする。


最初,これで試運転すると,モータが起動しなかった。
配線チェックすること30分。問題なし。 オシロ・スコープまで登場。なぜか動作している。
もしや,と,カバーをよく見ると,スロットル最小点(前の最大点)で,レバーに当り, スロットル最小にならないではないか。
しょうがないので,カバーのレバーのあたる部分をリュータで削り取る。
ほんの1mmくらいである。


LEDはそのままでも問題ないと思うが,気分で前に移動する。
青色のカバーを瞬接で接着して出来上がり。

SWIFTとの同時飛行

モード1に変わったので,気分よくSWIFTと一緒に飛ぶことにした。
これが,凄く無謀なことであるとは,思いもよらなかった。
ルンルン気分で,まず,Falcon-Xをペアリングして飛ばす。 その後,SWIFTをペアリングして浮かばせる。
2台で調子よく飛んでいたつかの間,なんかFalcon-Xのラダーの調子が悪い。
改造のせいか?という考えが頭をよぎる。
そのうち,SWIFTもおかしくなり始めた。 ギャースロットルがOFFにできない。天井に激突!
慌ててSWIFTのプロポの電源を切れぞ,とき遅し。
今度はFalcon-Xが暴走。天井に一直線。 天井が低かったので,なんとか回収して電源OFF。
被害甚大
SWIFTはリア・ブレードとモータ大破。前進できなくなった。
Falcon-Xはリア・モータ取り付け部大破。なんとか接着剤で復旧。

どうも赤外線信号が中途半端に似ているので,お互い妨害しまくり, さらに,内部で暴走を起こし,赤外線が切れても, モータが回りっぱなしという酷いことになるようだ。

教訓:SWIFTとFalcon-Xを同じ部屋で飛ばしてはいけない!


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