モスキート (Micro Mosquito)



初の3ch機

僕たちは,おそらく一番安価な3ch機を手に入れた。 モスキートは同軸反転型のヘリであり,もちろんジャイロなんてついていない。 テールに小さな羽が上向きについていて,正回転のとき,揚力を発生し,機体を前に傾け前進させる。 後退させるときは,テールの羽を逆回転させる。 ものすごく簡単な機構である。

さっそく飛ばしてみる。ラダーがまったく安定しない。 ハニービーに比べて機体が重すぎるので,スロットルに対して敏感すぎる。 こうなると,地面に落ちるか天井に当たるかのどちらかである。
せっかくエレベータが付いたのに,それどころではなく,上下が安定しないのである。
まともに飛ばせるのは小野君くらいである。 実は彼だけが,以前からレジヘリをやっていて,僕と小川君から見れば先生なのだ。
いくら練習を目的にしないと言っても酷すぎる。 これは機体のセイではなく,明らかに腕の問題で,どうしようもない。 しょうがないので,少し練習することにした。

すぐに割れるブレード

モスキートは,軽量化のためブレードを薄く作り,ところどころ強度を持たせるために,凹みを入れいる。これが仇となって,ちょっと落とすとすぐにブレードが割れる。修理は簡単で,メンディングテープで貼り付ける。
この写真はあちらこちをメンディングテープで補修されているが,実は,セロハンテープの方がよい。 メンディングテープは重いし,すぐに割れる。

前進しない

少し飛ばせるようになってくると,前進する力が弱すぎることに気が付いた。 テールの羽の形状がよろしくない。
そこで,大量に購入して余っているハニービーのテールブレードに交換してみた。 ハニービーのテールブレードは片方向だけ風が送れる形状である。 ところが,モスキートに取り付け,逆転してみると立派に後進する。

ジャイロ効果増加

どうもフラフラと安定性が悪い。スタビライザーがうまく動作してない。 メインブレードはスタビラザを兼ねていて,向かい合う2つのブレードが傾くと, 他のもう1組のブレードのピッチを変えるように働く。
そこで,メインブレードに付いている錘を増やしてみた。 増やしすぎるとトルク不足で浮かなくなる。0.3mmの真鍮板を適当に切って,テープで貼り付ける。 これだけで,かなり安定した。
が,大きなミソスリは相変わらず出るし,ある限度を超えると,スタビラザーが追いつかなくなって,拡大方向に向かいグルグルと周り壁に激突する。
これは,この機体の限界だということにする。


モード1プロポへ改造


日本の場合,4ch機に発展させるためには,モード4プロポに慣れるとまずい。 というのにやっと気が付いた。
そこで,小川君が苦労して,プロポのレバーを入れ替えた。
左右入れ替えれるには,配線が届かない。取り付け方法も異なる。 なんだ,かんだで,けっこう手間である。

左右でレバーの大きさが合わないので,プラスチックカバーを適当に削る。 ドリルでゴリゴリとやったため,ガタガタの出来であるが,これでなんとかモード1プロポになった。


これも,ちょっと飛ばせるようになると,当然のことながらもっと自由自在に飛ばしたいと思う。
次は4ch機だ
の掛け声ととともに,自分たちの腕もよく分からず,僕はMicronを注文してしまった。

久しぶりに飛ばしてみた

何度か充電したが,2機とも,1分くらいしか飛ばない。
リポ電池が死んでいるんだろう。
おまけにエレベータもほとんど効かない。ラダーもおかしい。
モスキート最後の飛行




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