Walkera V100D03BL



Walkeraスタビレス可変ピッチ

以前よりWalkeraからスタビレスの機種が発売されいたが,どれも 大き過ぎるので躊躇していた。
ORCの飛行場では, 4G6 クラスだと,少し持て余してしまう。
今回, mCP X より少し小さいのが発売されると知って, 凄く期待していた。
Jade の一番安い便で注文したら6日で到着した。

上がV100D03BLで,下が mCP X である。
mCP X より僅かに小さいが, 重さは20g重くて約65gである。
ブレード関連はほとんど同じである。 サーボやブレシレス・モータで差がついている。



ヘッド回りはCCPMの可変ピッチ構成だ。
mCP X とは反対で,前が1個で後ろが2個の120度となっている。
スタビライザーが無いため,すっきりしている。
全般的に mCP X に比べてしっかりした作りだと思う。


テール・ロータはブラシレス・モータで直接駆動している。
昔のWalkeraのテール・ブラシレス・モータに比べると, かなりよくなっていると感じる。


モード1プロポ

有難いことにWalkeraはモード1を最初から選択できるので, 改造の必要はない。
DX4eに比べると,格段に使い良い。
簡単ではあるが,ピッチ調整なども可能である。
WK2801 PROのペアリング実験はまだやっていない。
とりあえず飛ばすには付属のWK2603で何ら問題はない。


初飛行

手持ちで少し浮かせてみたら,かなり安定している感じだった。 トリムも調整せずに初飛行。
Walkera V100D03BL 初飛行
なんと,かなり安定している。
ブラシレス・モータにありがちなスロットルのレスポンス遅れもない。
3ジャイロの制御方法の問題か,手放しだと軽く才差運動を起こす。
Walkera V100D03BL 旋回と墜落
少し飛ばして,今度は旋回に挑戦してみた。
右旋回は簡単だ。左旋回は速度が乗る。
少し練習すれば,ORC会議室でも綺麗な8の字が描けそうだ。

電池ケースの修理

少し練習すると,だんだんコツがつかめてきて,すぐ無茶なことをする。 ほんの少し強目に着地しただけで,電池ケースが壊れてしまった。
よく見ると,0.3mmほどのものすごく薄いプラ板でできた,ものすごく弱い電池ケースだ。 これは,かなりのベテランでも壊す。

割れた部品の割れ口近くに0.3φのドリルで穴をあける。
ケース側の比較的分厚い部分に0.3φの穴を開ける。
0.3φのピアノ線をホッチキスの芯のように加工して,割れた破片を接続する。


爪楊枝で瞬間接着剤を流して,固める。
上に飛び出ているピアノ線は,手前側に折り曲げてニッパで切る。

これでオリジナルよりは強くなる。
が,次は別の場所が割れるだろう。


ブレードがじゃんじゃん割れる

ブレードは 4G34G6 と同じような感じのブレードだ。
カーボンの芯に硬質ウレタンが巻いてあって,表面を樹脂コートしている。
芯の部分が短いので,少しの接触で先がすぐに吹っ飛ぶ。
もっとも先が割れなければ他のところが壊れるんだろう。

ブレードにほんの少し傷がいっているだけでも,ハンチングが酷くなる。
理由はよく分からないが,ブレードの振動をジャイロがモロに拾うためだと思われる。
とにかく,ブレードは真っ新でないと安定しない。

Jadeに3本注文したけど,いつまでもつやら。


また電池ケースを壊してもぉた

予想通り,今度は前回割った上部がぱっきり割れた。
これだけ薄いのだから,そりゃあ弱いわ。


これだけ強度のないところだと,使いにくいピアノ線の必要はない。
今回は,扱いやすい普通の銅線を巻いて,補修することにした。


前回と同じように,0.3φのドリルで割れた部分の両方に穴をあける。
20芯程度の銅線を剥いて1本だけ使う。
0.1φ程度で,かつ柔らかいのでピアノ線に比べると格段に作業がし易い。
瞬間接着剤を付けながら,銅線を割れている部分に巻きつけ補強する。


今回はプラスチックの補強にプラリペアを使う。
アクリル系の樹脂と溶剤セットで販売されている。



マニュアルでは,注射針を使った方法が紹介されているが, 今回のように,すごく小さい部分の補修には筆を使うのがよい。
溶剤をたっぷり筆に含ませて, プラスチックの粉に少し入れると,プラの溶けた玉ができる。

そのプラの玉を少しづつ塗っていく。
固くなりすぎると,溶剤を少し足して,溶かせもって整形していく。
前回ピアノ線で補修した部分もプラリペアを盛っておく。
ついでに薄いところも盛っておく。これでかなり強くなったぞ。


実はJadeから電池ケースの新品部品を購入したのだが,電池ケースだけ販売されていない。 フレームや足とセットになっている。
新品の電池ケースも柔いので,きっとすぐに割れる。 もったいなくて使えない。今回使ったプラリペアで,電池ケースの薄い部分を補強しておいた。

ブレード・ダンパの装着

ホバリング時の安定を向上させるため, 4G3 で作成した,ブレード・ダンパを装着してみた。
一番薄い1.6mm厚(黄色)のダンパをブレード・グリップの根本に取り付ける。
少し押し込みながらブレードを差し込み,ドラッグ・ボルトを軽く締める。
詳しくは, 4G3のブレード・ダンパ を参照してください。


Walkera V100D03BL ブレード・ダンパを装着して飛行
おぉぉぉ〜,確かにダンパー無しよりも安定している。
ただし, 4G3 程,劇的な変化はなかった。V100D03BLはもともと安定しているのである。

このブレード・ダンパー3種類6個1組は, ORC SHOPにて 頒布します。
シリコーン・ゴム製で,少しバリが付いてますが,動作上は全く影響ありません。
先着2名様はすぐに発送できます。
(それ以降の方は次の製造までしばらく待っていただくことになります)
欲しい方はORCまでメールください。


もっと壊すのでつづく

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