WALKERA 4#3 2.4G



4#3の種類

 Walkera 4#3は随分多くの種類が発売されている。 購入するときに間違わないようにまとめておく。
4#3
 一番最初のモデルである。72MHz版が売られていた。 4#3飛行レポート
 72M/35MHzがあるが,現在,72MHz版は入手困難。(EHIROBOに出ている)
 35MHz版が安価で売られているけど,日本国内では使えない電波なので注意。
 すごく不安定で,僕たちはホバリングすらできなかった。
4#3 2.4G
 このページで取り上げている機種。
 4#3とメカは同じで受信機のみが2.4Gに変更されている。
 不思議なことに4#3 72MHzより安定している。
4#3A
 新しく設計されたメカで,4#3よりも少し大きい。
 メカは全てプラスチックで,2.4G版しかない。
 現在,どこにも売っていなくて,入手できない。
4#3B
 4#3Aの主要メカをメタルに変更したもので,2.4G版しかない。
 すごく安定している。 4#3B飛行レポート

変更されたモータ

旧版に比べてメインのモータが5mmほど長くなっている。
旧モータは寿命が短かったが,これで少しは長持ちするのかな?

同じメカ?

 どう見比べても同じメカを使っている。なぜ安定しているのかは不明である。
僕たちの腕が上がったのか, それとも,Walkeraの部品の精度が上がったのか?

もう少し,詳しく観察してみると,スワッシュの赤矢印の部分が旧版と微妙に異なる。
パイプで補正しなくても,ガタが少なくなっている。
あと,スタビライザーの羽が少し大きくなっている。 これが効いているのか?

4#3 2.4Gは,Walkeraは4#3Aに移行する間のつなぎの商品のはずだから, いまさら,改良が加えられるはずがないと思ってたが,ちょこちょこ改良されているみたいだ。
今までのWalkeraでは無かったことだ。




なんと,箱出しで飛んでしまった

 電池を付けて,トリムのみを調整。
なんと,箱出しで安定して飛んでしまった。

室内旋回ビデオ

とても,以前 窓に着陸 させて笑いものになっている同じ人が操縦してるとは思えない。


プロポの調整

今回購入した4#3のプロポは,なぜか,スロットルがかなり硬かった。
どうも操縦しにくいので,調整することにした。

まずプロポの裏ブタを開けなければならない。
電池BOXを外し,赤矢印の4本のネジを外す。
緑色の取っ手部分がハメこまれているので,マイナスドライバで慎重にこじる。
アンテナ部分は2分割されており,電源コネクタが接続されている。 それぞれ慎重に外せば,裏ブタは簡単に外せる。


青矢印のネジがスロットルの硬さを決める。
緩めれば,柔らかくなる。
ネジ自身はタッピングビスなので,ゆるゆるにすると, 固定できないので,ロックタイトなどの固着剤で固定しておいたほうがよい。
注意ロックタイトはプラ部品を溶かすので,極少量にとどめること
その他のレバーの硬さは赤矢印のネジで調整する。


テール・ギアの固定

この機体だけかもしれないが,テール・ロータとギアがよく外れる。
そこで,テール・ロータとギアがはまっている部分にロックタイトをほんの少し塗る。
決して,テール・ロータの軸に塗ってはいけない。
ロックタイトはプラ部品を溶かすので,瞬接の方がいいかもしれない。
落下時,ロータ軸は外れることにより破損を免れている。
ギアとロータもそれなりに硬くはまっているなら,そのままのほうがよい。


キャノピーとめ軸の固定

キャノピーをとめている細い軸がボソボソで,キャノピーが左右に移動してみっともない。
これもこの機体だけかもしれない。
ほんの少しだけロックタイトを塗って固定してやる。
ロックタイトはプラ部品を溶かすので,瞬接の方がいいかもしれない。


メイン・ギアのグリスアップ

オリジナルでも十分静かなんだけど, さらに静かになるようメイン・ギアにタミヤのセラミック・グリスを少し塗る。
軽く膜ができる程度に塗布すること。
ギアには塗ると埃を吸って余計に悪くなるという意見もあるが, ほんの少しだから,いいか?
結果は,さらに静かになった。



最新のビデオ

プロポをチューンしたり,このサイトの趣意に反する練習した結果, 4#3Bと同じくらいに飛ばせるようになった。

どうやら, 不細工な足長4#3 にて繰り返し練習したのが上達を早めたようだ。
安定していると,落とす回数が減り,練習時間が増え,微妙なプロポ操作を習得しやすい。
実力に合わせて足を少しづつ短くしていくのが,一番の早道だと思われる。

ホバリングとまったりした旋回
ホバリングと汚い8の字
ホバリングと旋回,ノーズイン,横移動

ごめんなさい。
僕は本番に弱く,どうも横でビデオを回されるとアセってしまって,少しぶっ飛び気味です。


テール・ロータの軸の交換

それほど強く落とした覚えはないのに,なぜかテール・ロータの軸がやせ細りグラグラになった。
これは早目に交換しなくては,と思いつつ,ほっておいたら空中で折れて墜落。

4#3のテール・ロータ軸は1mmのカーボン・シャフトで作られている。
軸だけ注文するのも面倒なので,1mmのピアノ線で作ることにした。
1mmのピアノ線を適当な長さに切って,内径1mmのアルミ・パイプを瞬接で接着。
オリジナルよりほんの少し重くなっているが,ぜんぜん問題なし。

メイン・モータ交換

調子に乗って飛ばしていたら,ついにモータが死んでしまった。
50電池回くらいかな?
昔ほど落とさないので,連続飛行時間が長くなりモータの寿命も短くなったんだろう。

まず電池ボックスを外し,キャノピーを外す。
モータのコネクタは上から3番目。ものすごく抜きにくい。
ピンセットでこぜながら,リード線を引っ張って抜く。
交換自体は簡単で,2本のネジで留まっているモータを外して取り付けるだけ。

キャノピー留めバーの修復

前から落とすと,キャノピーの衝撃はこのバーにかかる。
よく見ると,見事に疲労骨折。
1mmのカーボンパイプを同じ長さに切って取り付ける。


キャノピー留めフックのカット

旧4#3は,キャノピーを外す場面では,既にバリバリに割れており, 全く問題なく,至極簡単に外れた。
今回はそれほど落としてないため,キャノピーは無傷。
となると,4#3はキャノピーを留めるためのフックが長いため, 電池ボックスを外さないと,簡単にキャノピーが外れない。
無茶苦茶不便なので,簡単に外れるように,L字型のフック部分を0.5mmくらい残して切り取る。
これで,キャノピーは自由に外せる。
あまり短過ぎると,キャノピーがすぐに外れる


テープ・モータの交換

ラダーの保持力が悪くなってくると,テール・モータが傷んでいる可能性が高い。
そのうち,テール・モータが回らなくなる。
ちょっと早い気がするが,Walkeraモータはバラつきが多いから,こんなもんだろう。
まず丁寧にスリーブをずらせて,半田付けを外す。
モータは差し込んであるだけなので,ひっぱれば抜ける。
新しいモータを取り付け,丁寧に半田付けをする。
スリーブを被せて完成。


ヒート・シンク取付

飛行中,モータがかなり熱くなる。
3分の飛行後,測定してみると,61度以上ある。



少しでもモータ寿命を長くしようと, TREMEの100 Motor heat sinkを取り付けることにした。
ミラクル・マートやJadeで入手できる。
ヒート・シンク自体の重さは,0.66gなので,それほど負担にはならない。
CPU用の放熱板用グリスを塗りつけ,モータにはめ込む。

3分の飛行後,温度を測定した。
58.7度,気休め程度には低くなる。
グリスが硬かったので,また,暇なときに新品グリスを使ってやりなおします。


テール・ブームの補修

何度か落とすと,テール・ブームのカーボン・パイプが割れてくる。
縦割れだけだと, 4#3Bのテール・ブームの補修 のように,瞬接で補強することもできる。
今回のように,横に割れてしまうと,交換するしかない。
ところが,2.5mmのカーボン・パイプは手持ちがなく,さらに,国内の店はことごとく在庫切れ。
とりあえず,割れた部分を5mmくらい切り取り,切断面を綺麗にして,再び取付穴に押し込んだ。
テール全部バラす気なら,瞬接での補強も加えたほうがよい。
今回はテール・ブームが届くまでの応急処置である。


飛ばしてみた。
テール・ロータの回転数が上がるので,エルロンを右に調整しなさないとならない。
たった5mmでエルロンのリンケージを半回転延ばした。
それ以外は普通に飛ぶ。
いや,むしろ,舵の効きがよくなったように思う。
その分,テール・モータの負荷が大きくなっているので,早目に元にもどしたほうがよさそうだ。

アメンボ装着

ミラクル・マートからもらったアメンボを4#3に取り付けてみた。
アメンボ自体の重さは4g少々。かなり重たい。
よくできていて,4#3の足にパチリとはまる。
取り付けたときの全備重量は53.7g。電池のもちが悪くなる。


さっそく飛ばしてみた。流石に重心が下に移動したため無茶苦茶安定している。
これは初心者には必需品だ。 これなら少々ハデに当ってもかなりの部分が保護される。
このアメンボは
ミラクル・マート で販売されている($5.30)。始めての人は買った方がいいと思う。


アメンボを付けたまったりした旋回と着陸

テール・ブームの交換


Jadeに発注していたテールのカーボン・シャフトがやっと届いた。
早速交換,その前に,両端がささくれないように補強しておく。
まず,瞬接を両端1cmくらいによく染み込ませる。
完全に乾いたら,#800くらいのペーパで補正する。
テール・ブームを交換するには,まず,テール・モータを外す。
次に左側のサーボを1個外す。線を無理矢理ひっぱると切れる。ここは慎重に。
もう1つのサーボは外れないようセロテープで止めておくとよい。
テール・ブームに線を通して,組み立てる。
最後にサーボをもとどおり付ける。


テール・ベアリングの交換

当初に比べて,どうも騒音が酷くなってきた。
よく聞くと,どうもテールから音がでている。
なんと,テール・シャフトに入ってるベアリングがガタガタ。

テール・ベアリングは圧入してあるので,なかなか外れない。
少し細いピアノ線で後ろからつけば,外れる。
ガタのあったベアリングは外したとたんバラバラになった。
ベアリングの玉がテールモータにくっつき除去するのが大変だった。
小野君がセロテープで綺麗にとってくれた。
最初からテール・モータは外しておいた方がいいかも。

スタビライザー・バーの交換

調整中,手を滑らせてプロポを落とした。(僕は機体だけでなく,プオポもよく落とす)
当然のことながら,機体もぶっ飛んだ。結果としてスタビラザーが折れた。
1mmのカーボンロッドをオリジナルと同じ長さに切る。
両端を#800のペーパで少し仕上げる。
両方の長さが均等になるように取り付ける。これが一番難しい。
ノギスで根気よく計測しながら中心を決める。


スワッシュの固定

最初,電線のチューブをメイン・シャフトに入れていたのだが,どうも,ガタが増えてきた。
完璧に固定したらどうなるかという実験も兼ねて,瞬接を1滴だけ流してみた。
慎重にメイン・シャフトとスワッシュの軸の1点だけに,ほんの少し爪楊枝で付ける。
結果は,あまり変わらない。 少しよくなったような気がする。
やっぱりスワッシュ自体のガタが増えてきたのが原因と思われる。


メイン・シャフトの交換

ついにやってしまった。
ほんのちょっとあたっただけなのに,メインシャフト・ヘッドのU字型ベアリング取付台が1個折れた。
おそらく,疲労で折れる寸前だったのだろう。交換やぁ。
メイン・シャフトの交換は面倒だ。
まず,サーボのリンケージを慎重に外す。次にメイン・ギアを外す。
真ん中にあるシャフト止めのネジを緩めると,すっぽり上に抜ける。
旧4#3はピンを抜くのに大変だったが,新型はピンが長い。 ノーズペンチで引っ張ると外すのは簡単だ。
慎重にリンケージを外して,スワッシュを外す。


フライバーを外すと,ヘッド部分が抜ける。

組み立ては逆の手順でやる。


最初にヘッド部分にベアリングを取り付ける。
このベアリングはヘッドが外れたとき,外れてどこかに飛んでいく。
私は3個無くした。
ほんのほんの少し瞬接をプラスチックとベアリングの間に付ける。
ベアリングの裏表に注意する。回転面に塗るとえらいことになる。
軸側が片方の面しか見えないので,そこに爪楊枝で慎重に塗る。



次に面倒なのは,フライバーの取り付けだ。
左右均等になるように,寸法を計ってセンターを出す。
取付ネジの傷があるので,だいたい前の状態には戻る。

最後の難関がメイン・ギアだ。なかなかピンが入らない。
まず,ピンをオイル・ストーンで少し先をテーパ状に加工する。
位置をよく確認して,ゆっくりと圧入する。


スワッシュのグリスアップ

メインシャフトをバラシテ気が付いた。
最近どうも安定してないと思ってたら,スワッシュの動きが極端に悪くなっている。
球とプラスチックが摩擦して,プラのカスが間にこびりついてる。
ときどき,スワッシュの球状のところに,シリコン・グリスを塗ってやるのがよさそうだ。
サーボ・リンケージを外して,十分軽く動くようにグリスアップする。



テール・トラスの製作

落とさなくても,なぜかテール・ブームのところに力がかかり,カーボン・パイプが粗悪なので縦に割れる。
ネジ1点で締めこんでいるのもよろしくない。
そこで,ヒロボーXRBに習いトラスをくっつけることした。
トラス自身は0.5mmのカーボン・ロッドで作る。長さは35mmとする。
テール・ブームにとめる部品が必要になる。
うれしいことに,小川君がモデラでボリカーボネイト樹脂を削ってくれた。
両方合わせて0.01g以下(計測不能)なのでバランスには影響ないだろう。

反対側のメイン・フレーム側は,後ろ端に穴を開けて取り付ける。
サーボにひっかからないように注意して穴を開ける。
角度調整は難しいので,0.8φのドリルで少し大きめの穴を開ける。深さは1mm位。


カーボン・ロッドは切ったままの状態だと先端がつぶれている。 目の細かいヤスリで軽く先端を尖らせる。
下準備が終わったら,メイン・フレーム側に,角度を合わせてカーボン・ロッドを瞬間接着剤でくっつける。
プラスチックとカーボンは瞬接でよくくっつく。



削りだした樹脂部品側にも,同様に0.8φ,1mm深さの穴を開ける。
その穴に,カーボン・ロッドを苦労してつっこみ,瞬接でくっつける。
最後に,バランスを考えて,樹脂部品をテール・ブームに接着する。
完成。これで落としても大丈夫なのだ!

このトラス製作キット(バリは取ってません)を
ORC SHOP で頒布してます。必要な方はどうぞ。


ベル・ヒラー化

京商のCALIBER 120は改造しがいが全くないので,4#3に戻ってきた。(ほんま腹立つ120)
巷では4#3Bのベル・ヒラー化が流行ってるみたいなので, ORCの4#3もベル・ヒラーにするこにした。
設計データは
エスプリライフさん のHPを参考,って言うか,そのまま使わせていただきました。ありがとうございました。

混合バーは小川君が1.5mm厚ジュラルミン板をモデラで削ってくれた。
リンク・ボールだけは売ってないので,Walkera 5G6-1の Metral Main Blade Holder HM-5G6-Z-26($11.9)から取り外す。
これが一番高価だ。リンク・ボールは4個入っているので2組分ある。
細い方のリンケージはWalkera 4#3の Linkage set HM-4#3A-Z-08($5.30)を使う。
あと,接続に外形1.4φ内径1.0φのアルミ・パイプが必要である。


ORCのモデラは深さ0.8mmくらいまでしか穴が開けれないので,ピンバイスでそれぞれの穴を貫通させる。
センターにヘッドにとめる1.0φの穴を開ける。1mmのビスでヘッドに付ける。
短い方は小さいリンク・ボールを圧入するので0.8φを空け, 長い方は5G6-1のリンク・ボール(M1.2)をネジこむので1.0φの穴を開ける。


5G6-1のリンク・ボールはM1.2なので,まず,適当なネジで無理矢理ネジを切る。
もちろんM1.2タップがあればそれにこしたことはない。
アルミなので,普通のネジでもなんとかなる。
リンク・ボールを慎重にねじこむ。
このとき,必ず傷がつくので,#2000のペーパで球の表面を滑らかにしておく。


小さいほうのリンク・ボールは,Walkera Linkage setのスワッシュとスタビライザの リンク棒を5mmほど切って使う。
瞬接を付けて0.8φの穴に差し込む。このとき0.5mm浮かせる。


はみ出た部分を切り取り,ヤスリがけして綺麗にする。
これで混合バーは出来上がり。
2つ同じものを作る。回転体なので対称ではなく2つ全く同じものである。


ヘッドの両ミミのリンク・ボール部分を切り取り,中心に0.8φの穴を開ける。
M1 x 5mm のネジを捻じ込む。

先ほど作成した混合バーをM1のネジで取り付ければヘッド部分は完成する。
このとき,混合バーとヘッドの間に1.2φワッシャを入れればなおよいだろう。


次に一番面倒なリンク棒を2本作る。
先ほどの0.8φのリンク棒の切った残りを6mmにカットしたもの。
接続に外形1.4φ内径1.0φ 長さ6mmのアルミ・パイプ。
Walkeraのサーボ・リンク棒。
をそれぞれ接続する。
アルミ・パイプはカッターナイフでコロコロして切ります。


まず,アルミパイプに0.8φリンク棒を瞬接を付けて3mmほど差し込む。
上からしっかりノーズ・ペンチで押さえる。アルミ棒は少し変形する。


反対側にM1.2のタッピング・ネジをアルミ棒にねじ込む。
けっこう苦労するけど,ゆっくりとやる。


Walkeraのサーボリンク棒を瞬接を付けてネジこむ。


接着剤が乾いたら,全体の長さを14.5mmに切って,ネジの先端をヤスリで綺麗にする。
樹脂のリンクの輪を付けて,リンク棒は出来上がり。
けっこう苦労します。


Walkera 4#3にヘッドを組み付ける。
苦労して,各リンク棒をはめる。
このとき,タミヤのセラミック・グリスを塗って当りだしておく。
全体的に軽く動けばOKである。
少々のガタは回転が吸収してくれるようだ。


ブレードを取り付けたら ベル・ヒラー4#3の完成だ。
まず,ブレードのトラッキングをとる。
苦労して作ったリンク棒の長さの差がブレードのトラッキングとなる。
長さを調整すると,ピタリとトラッキングは合うはずだ。


ここまでで2時間。まぁ,早く終わった方だ。
やっと試運転。

4#3 ベル・ヒラー初飛行

安定度はあまり変わらない。(少し悪くなった感がする)
前の4#3に慣れているので,操縦が不安定気味。
舵の効きの遅れは少なくなっている。
このビデオでは着陸失敗しているが,後でやったら10回中8回は成功した。

このモデラで削ったジュラルミン混合バーを頒布します。
混合バー2個とアルミ・パイプ(3cm)をセットで800円。先着10名様のみ。
ただし,バリ付きで穴は途中までしか開いてません。
リンク棒を作るのはけっこう苦労します。どこかのSHOPで5000円で売ってますが, そちらの方がはるかに楽です。
作る過程を楽しみたい方は ORC SHOP で頒布してます。必要な方はどうぞ。

ベル・ヒラー改修

どうも,安定度がいまいちなので,いろいろ原因を探っていると, 混合バーを付けている軸が双方一致してなくて,平行でないことが分かった。
そりゃあ,別々に穴を開けて1mmのネジで止めているのだから,僅かにずれている。

そこで,1.2φのピアノ線でシャフトを作ることにした。
少し長めにピアノ線を切り,片方の端に内径1.2φアルミパイプを瞬接で付け,ペンチでかしめる。


ヘッドにドリルで再度,1.2φの貫通穴を開ける。
混合バーと1.4φのワッシャを2枚入れて,取り付ける。
両方の混合バーを取り付けたら,ガタのないようにアルミパイプで先をとめる。
余分なピアノ線を切断すると,できあがり。
これで,2つの混合バーは平行になるはず。


ヘッドに組み付け,トラッキング調整する。
これで,ばっちり,と思ったけど,そうでもない。

そもそも,本来のトラッキング調整のリンケージは長さが調整できない。
ベル・リンケージの長さでトラッキングを無理矢理合わせようとするからおかしくなる。
ベル・リンケージの本来の目的は,スワッシュの傾きを180度同等にブレードに伝えることである。
すなわちスワッシュが歪んでないなら同じ長さのはずだ。
トラッキングのズレはヘッドの混合バー取付角度の問題である。
ベル・リンクの調整としては,水平時のトラッキングに拘らず, 舵を切ったとき,トラッキングのズレが一定になるようにすべきだ。
トラッキングは1mmくらいずれていても大丈夫だ。
それ以上のトラッキングのズレは, 舵を切ったときのズレの差をを最小に押さえつつ,マシになるように追い込んでいくしかない。
どうしても満足な結果が得られない場合はヘッド工作をやり直す。

ほぼ完全に調整しても,自立安定度は元に比べて向上しない。同じか悪くなる。
これは実際にスタビの動きを見れば分かる。混合バーを固定, すなわちスワッシュが水平ならヒラー型安定装置と全く同じである。 このとき,混合バーが増えたため,スタビの傾きをメイン・ブレードに伝える比率が下がっている。
ただ,小舵が効く,すなわち当て舵に対する遅れが少ないので,ホバリングしやすくなる。
無風で手放しでの自立安定度は,工作精度の問題もあり,残念ながら悪くなっている。
ベル・ヒラー方式は安定性を求めるための改造じゃなく,舵の効きの遅れが少なくなるための改造だと思ってよい。

再び安定性について

やはりどう考えても,元に比べて自立安定性が悪いので,いろいろと調べてみた。
どうも,振動が増えたような気がする。動的なバランスが悪い。
4#3の場合 4#3Bとは異なりヘッドの混合バー取り付けシャフトの穴を自分で加工しなければならない。
ど真ん中に真っ直ぐ穴を開けるのは至難の業である。 いくら注意深く開けても少しは誤差が出る。
どうやら,これが振動の原因であるようだ。

そこで,動的なバランスをとることにした。
機体を固定して回転させビデオ撮影した。 コマ送りすればよく分かるかと思ったが, 早すぎて残念ながら方向までは分からない。
振動の有無はよく分かる。

しようがないので, 1/1000程度のシャッター速度のあるデジカメで撮影する。 このとき,左右の区別がつくようにスタビにマーカで印を入れておく。
振れている方向が分かれば,スタビのセンターを移動する。
何度か繰り返すと,ピタッと振動の止まる位置が決まる。
4#3 バランス試験 ほぼバランスがとれている

機体の振動を止めると,嘘のように自立安定性がよくなった。
多分,元通りになったと思われる。(昔のことはもう忘れた)
ただ,スタビライザーのシャフトを何度か交換してるので,単にセンターがずれていただけかもしれない。

テールの振動

スロットを少し上げると,テールだけ先に回りだす。
このとき,振動が増えるようであれば,ベアリングとテール・ブレードのバランスを疑おう。
ベアリングに関しては 前項参照

テール・ブレードのバランスを見るため, ギアを取り付けた状態で,0.8φのピアノ線に通す。
ところが,ばっちりバランスしてる。
となると,ブレードの歪み。 よく見ると微妙に歪んでいる。
とりあえず,無理矢理ひねって補正してみた。少しはマシになる。
これは,最初からか,もしくは,激突のため歪んだのかは不明である。


モータ交換失敗の巻

ORCが言うのもなんだけど,4#3のブラシレス化は少し大げさである。 機体が重くなり過ぎる。 高品質なプラシモータに交換すれば,ブラシレス化よりは能力が向上するのではないか?
ということで,いろいろ探し回った結果, 並木精密宝石の 貴金属ブラシ・コアレス・モータ SCL12-2003 に目をつけた。
注文して2ヶ月。やっと納品。ワクワクして取り付けてみる。


モータ・シャフトが1.5φと,オリジナルより0.5mm大きいので, ピニオンの穴を1.4φのドリルで拡げる。
モータの出っ張りがオリジナルより高いので,逆にピニオンを叩き込む。


モータ取り付け穴が,オリジナルより狭い。
ネジはM1.7で,だいぶ大きいが,何とか入る。
とりあえず,ネジを1本だけで,仮付けして浮かせてみる。
あかん!
浮かない。。。。。。
3Vのモータでは高過ぎる。1V位のモータを無理して回さないと浮かないようだ。
となると,やっぱり,ブラシレス化しかないか。。。続く


怪しげな電池

WOW hobbies という米国の店で,3個$12という怪しげな1セル電池を購入した。

大きさはほぼオリジナルの電池と同じで,ほんの少し薄い。
見るからに怪しげで,容量の文字がマジックで消されている。
実際に飛ばしてみると,7割程度の容量である。
ま,400円やから値段どおりの性能である。

この電池,現在Out of stockになっており, Super High Capacity Comming Soon って書いてあるから,きっと,もっと容量の大きいのが販売されるのでしょう。



Walkera 43Bへ続く

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