WALKERA 4G3 ブレード・ダンパーの製作



ブレード・ダンパーを自分で作ってやろう,という人のための参考資料です。
いろいろな形が考えられますので,よいのができたら,ぜひお教えください。
思ったより反響があったので,詳しくします。

型の製作

まず,型を作らないとならない。
シリコーンの塊を直接削るのは実際的でないし,再現性が乏しくなる。

ORCの場合,何種類かの型を試し,最終的に3種類の型に決定した。
1度に24個作れるような型を3種類作った。

シリコーン・ゴムの準備

シリコーン・ゴムと硬化剤を用意する。
冷えていると硬いので,少し湯煎して温める。(効果は不明)


使い捨てのカップを切って容器を作る。
硬化剤の重さを決めるため,きっちり計量する。


シリコーン・ゴムに色をほんの少し混ぜる。
色分けすると後で違いが分かりやすい。
1種類だけ作るなら透明シリコーンでよい。
計量しながらシリコーン・ゴムに硬化剤を混ぜる。
後は,しっかりかき混ぜる。


よく混ぜた後,内部に入り込んでいる気泡を抜く。
まず,材料の段階で気泡を抜いておく。
気泡抜きは,ホーム・センターで売っている料理用空気抜きである。
根性入れてポンプを動かす。かなりしんどい。
10分程度ぐゎんばる。


成型

空気が抜けたら,シリコーンを型の上に満遍なく流す。
少し盛り上がる位がよい。
3段重ねにして,空気抜き容器に入れる。


必死でポンプを動かすと,材料から気泡がどんどん出てくる。 10分程度根性を入れれば,ほぼ気泡は抜ける。


硬化

空気が抜けたら,色が混じらないように注意しながら空気抜き容器より取り出す。
ひっくり返さないように注意する。
作業時間は全部で30分しかないので,ここで失敗すると一からやり直し。


平らなアクリル板にて上部を押さえつける。
このとき,圧力をかければかけるほど仕上がり時のバリが少なくなる。
型の方に余分なシリコーンが抜ける溝を作っておくことがポイントだ。


十分圧力をかけたら,そのままの状態で24時間放置する。
以上の作業を シリコーンに硬化剤を混ぜてから30分以内に終えなければならない。
寒い部屋だと30時間くらい置いたほうが強度が出る。


仕上げ

硬化が完了すれば,上部のアクリル板をゆっくり剥がせる。
成果物は薄いゴムなので,あまり力を入れると千切れてしまう。

型から抜けたら,一つづつ切り離して,出来上がり




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