Walkera GeniusCP



超小型Walkeraスタビレス可変ピッチ

Walkeraから6軸ジャイロのついた可変ピッチヘリが出た。 Jadeで買おうと思ってたけど, プロポ・セットが発売されてないので,ついつい,初めて RC711 にて購入した。 全く問題なく1週間もかからず香港から到着した。

Walkera可変ピッチの中で一番小さくて軽い。
なんと42g。
mCP X より,3g軽い。


一番上がGeniusCP
真ん中が V100D03BL
一番下が 4G6 である。
V100D03BL とほぼ同じ大きさだが, 重さは23gも軽い。


ブレードの制御部分である。
スタビライザーが無いので非常にすっきりしている。
ただし,1回転毎にサーボが動くことになるので, サーボの寿命がどの程度なのかは分からない。


全く新しいプロポ

deventionシリーズとして,全く新しプロポを出した。 今回は6CHなのでDEVO6と呼ばれている。
残念ながらマニュアルがどこにもない。
DEOV8のマニュアルはWalkeraサイトからダウンロードできるので,それを参考にするとよい。 だいたい同じような感じである。

電池は,単3が4本になった。 入れ方も全く異なる。
電池ケースを縦に挿入する。


表示はカラー液晶で,何とタッチペンで操作ができる。
ペンはプロポの右下に格納されている。
感圧式なので,爪の先で力強く押しても操作できる。


モード1への変換

RC711ではモード2しか販売してなかったので,お約束のモード入れ替え。
電気的なモード変更はプロポの設定で,簡単に変更できる。 (プロポの設定の項参照)
スティックのバネの入れ替えが機械的なので面倒だ。

とにかく裏蓋を外すのにひと苦労した。
留めネジは,2mmの六角穴ボルト。
ゴムの滑り止めが,4か所張り付けてあるが,すべて外さないと裏蓋は外れない。
ネジはアンテナ部分とゴムの下にも2本あり,合計5本のネジで留まっている。


赤矢印のネジを黄矢印に移す。
けっこう長いネジなので注意する。
落ち着いてやれば失敗することはない。


バネのon/offは,非常によくできていて, リフトのネジで切り替える。
昔のプロポのようにバネを入れ替える必要はない。
テンション・バーをこの写真のネジで浮かせば,スティックのテンションがゼロになる。


プロポの設定

プロポのメイン画面から,それぞれの設定画面に入る。
Throttle Curve ⇒ スロットル曲線の調整。
Dual Rate ⇒各舵の効き具合とExpornentialカーブ調整。
Model Menu ⇒各モデル毎に設定できるパラメータ。
System Menu ⇒このプロポ固有のパラメータ。


おおよそ他のプロポと同じ設定内容なので,マニュアルが無くても分かる。

モード切替は,プロポ固有のパラメータなので, System Menuで設定する。
System Menuには,ほか,言語設定や,ディスプレィの設定, ブザーやタッチスクリーン,スティック調整などがある。


Stick Modeが,モード切替である。
1〜4まで自由に選べる。
親切に動きを絵で説明してくれている。
凄いぞぉ〜,Walkera!!!


Model Menuの中に,送信機の出力設定がある。
なぜかデフォルトで,+20dBmになっている。
これは,いくらなんでもまずいので,遠慮して最低の-5dBmに設定する。
狭い部屋の中では-5dBmでも十分である。




Walkera GeniusCP ほんとの初飛行(3軸ジャイロ)

ちょっとばかしプロポ設定

余りにもクイックなので,Dual rateをいじった。
Elevator=50%
Aileron=50%
Rudder=80%
にすると,室内では,かなりいい感じで飛ばせる。

Walkera GeniusCP 恐々旋回(3軸ジャイロ)
こりゃあ難しい。

フライト・モード

今まで飛ばしていたフライト・モードは,実は3軸フライト・モード だ,というのが後で判明した。
デフォルト6軸フライト・モードという思い込みで, マニュアルをしっかり読んでなかった。
受信機のSW2-2がフライト・モードである。
ON側で6軸フライト・モードとなり,バインド時,LEDが赤点滅の後,赤色になる。 OFFにすると3軸フライト・モードで,LEDは緑色になる。

仕切り直し,でビデオ撮影しようと思ったが,まだ実現していない。
3軸モードより幾分安定度が増し,クィックさもMCP-X並みになったと思われる。 プロポのDual rateも変更した。
Elevator=75%
Aileron=75%
Rudder=100%
で,ほぼ初期値と同じになった。
調子に乗って旋回の練習をしていたら。。。。

ブレード・グリップ壊してしもうたぁ

癖というのは恐ろしいもので,固定ピッチばっかり操縦していると, 危ない!と感じたら,スロットルのスティックを一番下まで, 手が自動的に一気に下げてしまう。
可変ピッチ機は,スロットルの最下はマイナス・ピッチが付いているので, 結果として,一気に落ちる。
特にGeniusCPはデフォルトでマイナス・ピッチが多目である。 いくら軽くて壊れにくいと言えど,打ち所が悪ければ壊れる
ブレード・グリップのピッチを変えるレバー部分を折ってしまった。 (WalkeraではBlade Holderと呼んでいる)
多少補強されている作りだが,プラなのでそれほど強くはない。
補修しやすい斜めに折れたのがせめてもの慰めだ。

ブレード・グリップをロータ・ヘッドから外そうと,かなり頑張ったが,外れない。
付属の六角レンチがうまくネジに入らない。 こりゃあ一人じゃ無理,とあきらめて,ロータ・ヘッドに付いたまま修理することにした。

接着面積が広いので,今回はピアノ線なしで補修してみた。
まず,瞬接で仮付して,その上からプラ・リペアを盛る。


プラ・リペアで強い接着力を得るには, 溶剤をたっぷり流し込むのがコツである。
固まるまでに,溶剤を補給しながら,筆で形を整える。


よく固まるまで30分くらい待ってから,組み付ける。
うれしいことに,けっこうな強度だ。
早速試験飛行。とりあえずホバリングは問題なし。


ブレード・グリップの修理その2

調子に乗って,飛ばしていたら,また激突。 前回修理したところが折れた。
今回はブレード・グリップを外して,綺麗に補修しようと思った。
が,ブレード・グリップがどうしても外れない。
よく見ると,片方にしか六角穴ボルトはなく,もう片方はナット?
ORCにある工具では,うまく片側をつかめない。 部品も組み付けた状態でしか販売されていない。
外す方法をご存じの方がおられましたら,お教えくださいませ。

今度はもう少し強く修理する。
金属で補強することにする。
まず, 0.3φのドリルで穴を開ける。


0.1φくらいの細い銅線を通す。
瞬接で仮止めしながら,銅線で固定する。


その上から,プラ・リペアで補強する。
これでかなり強くなる。


修理しているときに気付いたのだが,
もう片方のブレード・グリップの形状が異なる。
こちらは,筋違が入っていていかにも強そう。
2つのブレード・グリップの形状をわざわざ変えてある。
ひょっとして,これは,他を壊さないためのヒューズ的な役割なのか?



もっと壊すのでつづく

ラジコン・ヘリTOPへ