Walkera UFO#8



Walkera社のUFO型

BBSで,いいぞ,いいぞという書き込みがあり, たまらずJadeに注文してしまった。
もっとかかるかと思っていたら,1週間ほどで到着。

モータが4個あるのに,電池込みで41g。かなり軽い。
ロータは モスキート と同じ構造で,外側リングによりスタビ構造になっている。
3ジャイロなのに不要だとは思うのだが, 感心するくらい複雑な作りだ。
FLYING SAUCERは普通のロータで, かなりの安定性能を維持していた。 念のためというところか?
このへんがWalkeraらしい。

ロータは直付けではなく,1段ギアが噛んで減速されている。
やけに凝った作りに見えるが,ロータ軸の下のギアはダミーである。
単にロータ軸が抜けないようにストッパになっているだけだ。


受信機はすごく洗練されていて,全てが1枚の基板に載っている。
いや,ラダーのジャイロだけは別途基板により垂直に付いている。


電池の取り外し

電池を取り付けると,道具なしで外すことはできない。
そこで,取り外し用の糸を張ることにした。
本当はリボンの方がよいのだが,ちょうどいいのが無かった。
電池の底に敷くように糸を張り,しっかり結び,緩まないように結び目に糊をつける。
電池を抜くとき糸を引っ張ればスムーズに抜ける。


トリム調整

トリム調整をして気が付いた。
旧4#3のラダーと同様,ペアリングしたときをセンターとする。 したがって,ペアリングするときは常にトリムをセンターに戻さないとならない。
4#3Bで改良されたと思ったのに,また,先祖返りしてしまった。
このへんがWalkeraらしいところだ。

ジャイロ感度

受信機基板についてるトリマはジャイロ感度である。 右に回すと感度が高くなり,左に回すと感度が低くなる。
一番右に回すと,ほんの少しハンチングを起こすだけで, ホバンリング安定性はほとんど変わらない。
出荷位置は一番左から5度ほど右に回したところだった。 これを最小にしても差は分からなかった。 あまり役に立たないトリマである。

実際に飛ばすと。。

Walkera UFO#8 初飛行
実際に飛ばしてみた。
シングル・ロータの 4#3B よりは安定しているが,二重反転のように同じところには止まってくれない。
それなりに舵を当てないとホバリングはできない。

狭い部屋で飛ばすには,プロポが敏感で,ラダー以外が全て効き過ぎだ。 舵が効きすぎるので,ガバっと舵を切るととたんに安定性を失う。 安定を失うと立ち直れない。墜落。
もうすこし,舵の効きをマイルドにした方がいいだろう。 ところが,4#3のようにEXTENTトリマはない。
しょうがないので,プロポを改造するかぁ。。。

高速での旋回飛行も比較的簡単に操縦できる。が,FLYING SAUCERに比べると, ほんの少し安定性は悪い。(と思う)

U armの交換

UFO#8では,ブレード・グリップにあたるところをU armと呼ぶらしい。
もうかなり前に,ぐるんぐるん飛ばしていてぶち当てて壊してしまった。
ここは作りが悪くてすぐに折れる。(と言い訳してみる)
皆さんの批判をよそにずっとほっておいた。やっと修理しました。
滅茶苦茶面倒な作業でした。


まず,ブレード全体を外す。
これはシャフトの下の小さいダミーのギアを外すと簡単に外れる。
ここまでは簡単。
次に,折れてない方のブレードをU armから抜く。
ブレードはU armに差し込まれているのだ。
ものすごく小さいネジを外し, 軸から外側に少し力を入れれば簡単に抜ける。
折れた方は当然のことならがら抜く必要は無い。
ここまでも比較的簡単。


次に,ブレードをProtection Ringと呼ばれる薄い○から抜く。
これがけっこう大変だ。
がっちり挟まっている。
爪でなんとかブレード側のひっかけを起こしながら抜く。
この辺で普通の人は,リングが切れてもいいや!という気になる。
リングからブレード2個が外れたら,折れた方のU armの破片をブレードから抜く。
これも破片を引っ張るか,ブレード側の穴にピアノ線をつっこむかして,何とか抜く。
外せなかったらあきらめて新しいブレードを使う。


次に壊れているU armそのものをメイン・シャフトから外す。
これが大変だ。
U armの上側はピンで止まっているのではなく,U arm側にピン突起がある。
下側は金属ピンで止まっている。
僕は上側を壊したので,ニッパで切り取った。
下側はペンチでピンを引き抜く。
どちらにしても,小さいのでかなり大変な作業だ。
新しいU armの取り付けも一苦労する。 上側は無理矢理はめ込むしかない。
ペンチで広げもって無理矢理押し込む。


次に,まずブレードをリングにはめ込む。取るときほど苦労しない。
位置を調整して,U armにブレードを差し込む。
恐ろしく小さいネジを慎重に締める。
これでやっと完成。
これだけ苦労すると,軽々しく落とせない。

また折ってしもうたぁ!

調子に乗って飛ばしていたら,またも激突。
O君の白い目に耐えれず即修理。
今度は下側のU arm。
まるで,修理記録を揃えるために折ったみたいだ。

まず,下側のブレード2枚を苦労して外す。


下側のU armはピンで留まっている。
先の尖ったモノで突く。


先が出てきたら,ニッパで軽く挟んでひっぱる。
もう少し先が出てきたら,プライヤーではさんでひっぱる。


新しいU armをはめて,ピンを通す。
思ったより簡単に通る。
無理をせずプライヤーで挟み込みピンを通す。


最後にブレードをはめて完成。
ブレードをリングにはめるとき,リングに凹みがあるのに注意する。
その凹みの部分にブレードの中心がカッチリ入る。
流石,2回目ともなると早い。


もう落とさないと誓う。

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