Walkera HM X100



久々のWalkera二重反転

シコルスキー社X2が速度225 knot (417 km/h)を記録したのは, 2010年7月のことである。
その世界最速ヘリX2のスケールモデルがWalkeraから発売された。
商品は随分前からHPに挙がっていたが,なかなか発売されない。 忘れた頃, ふと, HelPal を見ると,販売されていたので即注文。
実は HelPal から購入するのは初めてだ。 前回, mCPの HOBBY ZONE で失敗しているので, で,商品が届くまで実にドキドキした。
何のことない。注文したら即出荷。何の問題も無く飛びました。 どうも,米国より香港の方が安心できるなんて, 何か間違っているような気がする。

X100がどれほど忠実かどうかは,実機の写真が少なくて,あまり判断できないが, 実機の方が,もう少しスマートのような気がする。
あと,上側ブレードと下側ブレードの隙間が広い。実機はもっと狭いのだけど, これはスタビ制御のラジコンではしょうがない気がする。

このヘリ,X100は二重反転だけど,テール・ブレードが付いている。
それも飾りではなく,モータで制御されている。
X100のテール・ブレードはスロットルに比例して回転数が上がる。
さらに,エレベータ前進方向に切ると,少し回転数が上がる。
エレベータ後退では回転数は変化しない。
すなわち,ホバリングしているときもテール・ブレードは回転している。
実機のビデオを見ても同じで,ホバリングしているときもテール・ブレードが回転している。 どうやら,それを忠実に真似たようだ。


プロポモード1への変更

ここで,お約束のプロポのモード1化。
HelPal では,ちゃんとプロポのModeを1か2に選択できるようになっている。
デフォルトはMode2で,注文するときに見逃してしまったので,Mode2が届いた。

プロポはWK-2402。ORCでは初めての機種だ。
モード変更は実に簡単である。
まず,プロポの電源ONにし,[ENT]キーを押して, [DN]キーを何度か押すとでモード変更の画面になる。
ここでモード1に切り替えて[ENT]。これで電気的な変更はおしまい。

次のジョイスティックのバネを変更する。
裏ぶたを外す。作業しにくいので,裏ぶたとの接続線ンコネクタを全て外す。
ここまでの作業が一番面倒だ。


蓋が外れれば,後は簡単。
スロットルのクリック感を出すバネを左右入れ替える。
次にセンターに戻すバネを殺しているネジを入れ替える。
写真のように,左側のテコはネジによって浮いている。
それを外して,右側のテコを浮くように付け替える。
旧型プロポに比べたら実に簡単だ。


初飛行

トリムも取らずに初飛行。
Walkera HM X100 初飛行
いやぁ,流石二重反転,ぜんぜん安定している。
なぜかトリム前一杯でも,後退する。前後のバランスが悪い。 でも,安定してるのでよしとしましょう。
もちろん会議室では,テール・ブレードの効果があるかどうかは分かりません。

高速旋回

本当にテール・ブレードが効いているのか確認するために,エレベータを最前で飛ばしてみた。
右旋回はあまり速度が出ない。左旋回だとけっこう高速になるが, テール・ブレードが効いているとは思えない。やっぱり飾りか?
Walkera HM X100 高速旋回
調子にのって壁にぶち当ててしまった。 幸いなことに無傷。

地上走行

車輪が付いているので,地上をかっこよく走れるかと,走らせてみた。
Walkera HM X100 地上走行(後退)
メイン・シャフトが後ろに倒れているため,スロットルを少し上げると,後退する。
無理に前進させようとすると機体が浮く。 なかなか美しいタキシングは難しい。

メイン・マストを前に傾けるのは,ちょっと大変な工作なので, 後輪を8mmほど伸ばすことにした。
ごく簡単に,ゼムクリップを曲げて延長棒を作った。
これで,メイン・マストはやや前に傾きスロットルを上げると前進するようになる。


Walkera HM X100 地上走行(前進)

スタビライザの重り

ほんの少し壁に接触して,落ちた後, やけに振動が多くなって飛ばなくなった。
原因が分からず,そのときは時間が無くて調べなかった。
後日,よく見ると,なんと,スタビライザーの重りが無いことが判明した。
会議室を探したけど,見つからなかった。


同じ重さの半田で代用することにした。
純正の重りの重さを量り,同等の重さの半田を用意する。


スタビライザの先に巻きつけて, 瞬間接着剤を少し流して固定する。
反対側の重りも外れないように,瞬間接着剤で固定する。
重量バランスが違うので,ほんの少し振動が出るけど,飛行には問題がない。



多分つづく

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