オーロラの彼方へ
この映画は社員旅行の帰りの飛行機で見た。
何しろ12時間以上の禁煙なので,
禁断症状を抑えるには,映画に没頭するしかない。
ちょっぴり臭いストーリだったけど,
何とか禁断症状を抑えることができた。
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あの懐かしのアマチュア無線がこの映画の主役だ。
電波が時空を越えて過去と通信する。
タイムマシン物なんだけど,声だけとうのが,この映画のミソだ。
かなり馬鹿らしい設定だけど,
苦労して辻褄合わせをしてるから認めましょう。
さて物語は犯人探しというミステリーに発展する。
この辺がこの映画の見せ所だ。
探偵モン+時空モノの面白さをたっぷり味わせてくれる。
映画の中盤は素人探偵の活躍が主題だ。
少々イライラ感が無いではないが,
ラストシーンまでぐいぐい引っ張ってくれる。
そしてラストのドンデン返し。
これは大方の人の予想の範囲内だろう。
もう少し工夫の欲しいところだ。
この手の映画は時空についてのパラドックスを真面目に考えてはいけない。
さらに電波に人格があるのか?なんてことも考えないことにする。
素直に見よう。この場合,時空とは映画を面白くするための小道具だ。
その点,この映画は
比較的上手に使いこなしている作品と言えよう。
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アマチュア無線に没頭していたのがつい最近のことのように思い出す。
あの頃は寝ても覚めてもCQCQの日々。
アマチュア無線はインターネットの無い時代,
海外の見知らぬ人とコミュニケーションをとる最良の方法だった。
ときどき無線時代の仲間からメールを頂く。
楽しい時代だった。
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この映画の,ご教訓
・やっぱりアマチュア無線は楽しいゾ!
・悪い奴は自ら墓穴を掘る。
・やっぱり歴史は簡単に変えてはイカンと思うけど。
・死ぬまでに1度はオーロラを見たいなぁ
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