マイクロン V2 (Micron V2)



無謀な買い物

4chヘリに憧れて,会議室で飛ばすには小さい方がいいだろうと,安易な考えから,一番小さいのを大枚叩いて買ってしまった。
おまけに,当時,もう既に日本国内では販売されておらず, わざわざ米国の Precision Heli に発注した。この店が最悪で, クレジットカードの請求は水増しされるは,部品を発注しても全部入ってなかったり, とにかく,VISAを巻き込んで大騒ぎ。
Micron V2を購入しようなんて考えてる人は, 送料がバカほど高いのでご注意。
で,かなり苦労して手に入れました。
ヘタクソは上等のプロポを使え! という小野君の助言に従い, JR製X-2720を購入。 流石に僕の腕では全く無理。 小野君ですら,必死になって,ホバリングするのがやっとの状況。
壊しまくりました。
Micron V2は修理を僕に教えてくれました。

アンテナ

Micron V2は,Blue Arrowの3in1受信機と小型サーバ2個で構成されている。
なぜか感度が非常に悪い。アンテナを巻いていると,ときどきノーコンになる。
かと言って,たらしている落としたときロータに巻き込んだりする。
足からテールシャフトに巻きつけて往復させると,なんとか使えるレベルになる。 Blue Arrowの3in1受信機の感度が悪いのは,後日,小川君が証明してくれた。
WALKERA 5#5B を参照してください。

足の修理

まず最初に壊したのは足(Skids)。 ナイロンで折れにくそうなのに,すぐに折れる。
0.5mmのピアノ線を入れて骨接ぎ。実際の修理は, WALKERA 5#6…… を参照してください。

メイン・ロータ・ブレード

壁にぶち当ると,ブレードは根元から簡単に折れる。 ほとんどの場合,軸受け部分の根元から折れるため,爪楊枝で丁寧に瞬間接着剤を流して,元の角度に調整してやると修理できる。

スワッシュ回転止め

次に折ったのは,スワッシュの回転止めの細いプラの棒。こりゃあ折れるはぁ。
まず折れたプラの棒部分をカッターナイフで丁寧に削り取る。
0.8mmのピンバイスで慎重に穴を開ける。
0.8mmのピアノ線をつっこむ。少し短めに切断。
内径0.8mm/外径1.2mmのステンレスパイプを適当な長さに切って,ピアノ線にはめ込み,瞬接を流しこむ。
これで溝にもピッタリして,ガタもほとんどなくなる。

スワッシュの取り付けのがた

と思いきや,よく見るとスワッシュ・プレートの取付が非常に危なかしい。なんと,Oリングで止まってるだけ。
最初,バネを使ってスワッシュを浮かしたりしてけど,結果は芳しくない。



←パイプの切り出し。上側と下側の2本作る。

そこで,メイン・シャフトの外径より,0.1mm大きい内径を持つステンレスパイプを, スワッシュの上下にはめ込んだ。
ステンレスパイプの長さを丁寧に調整し,ちょうどよいところに落ち着かせる。


これで,スワッシュのタガは全てとった。
後は腕だけ。

リンクボール

ところが,また壁にブチ当てると,今度はリンク・ボールが取れてしまった。
これもピアン線を骨にして修理する。
詳細は Micron CX を参照。

残念ながら,ここで忙しくなって,作業中断。
私はヘリを飛ばしているだけではない。
続く....


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