WALKERA HM LAMA2



いつまで待っても, ミラクル・マート に出ないので,辛抱たまらず, Jade Store にて購入した。
RTFは少し高いが,部品は安い。
特に,400mAH 1セル電池が US$ 6.50 はかなり安いと思う。

サーボ一体型4in1


HM LAMA2の特徴は,なんといっても4in1の中にサーボを組み込んだことだ。
これが吉と出るか,凶とでるかは誰も分からない。
手軽だけど,故障したらみんな交換。
メカ関係はすべてプラスチックだが,それなりにガタは少ない。
5#6に比べると,かなり改良されている。
サーボを4in1の中に合体させたので,5G6より5gほど軽くなっている。
たった5gだけど,もともと軽いので,この差は大きい。
特に同軸反転型はメイン・モータを2個載せるので,重くなりがちだ。
42gという値は,けっこう驚異的な軽さかもしれない。


まぁ安定してるかな?

トリム調整にはかなり手間取った。 なぜかジャイロのドリフトが大きい。
調整中にエレベータのサーボが停止して顔が青くなる。
サーボの移動部を少し上下させてやれば元に戻った。 くわばらくわばら。
一応,Jadeにメールで伝えるが,返事はまだない。

なんとか調整すると,まぁ,手放しで浮かぶようにはなった。

手放しで浮かんでいる様子
安定性は 5G6 の方がはるかに優れている。 (ただし固体不良かもしれない)

2.4G プロポ

もちろん,4#3や5G6と全く同じ2.4Gプロポである。
ところが,なんと,サーボ方向がスロット以外全て逆である。
(DIPスイッチでサーボ方向を設定する)
結局のところ,4#3,5G6,LAMA2全て設定が異なるので,同じプロポは使えない。
トリム位置が異なるので,1台ずつ対応させておくのがよいが,区別が付かないのは不便だ。
サインペンで大きく書いておくしかない。 プロポを間違えると,必ず落とす。

初飛行

調整が終わったので,飛ばしてみた。
操縦性も5G6の方がかなりよい。
左旋回で姿勢が崩れる。右旋回は高度がガクっと下がる。
まぁ,少し練習すれば飛ばせるようになる。

ホバリングと旋回,着陸

モータの温度

5G6と同じモータなので,温度が心配になり測定してみた。
3分飛行後の温度は49度程度。5G6より8度も低い。
これは5g軽くなったのが原因か?


すごく期待したHM LAMA2だが,どうも, 5G6 の方がよさそうだ。
確かにモータの温度は低いし,電池も長持ちしそうだ。
ただし,一体型のため,サーボがおかしくなっても4in1ごと交換。
安定性や操縦性は5G6の方が高い。(と思われる)
どちらを選ぶか悩むところだが,ORCとしては5G6をお勧めする。

ブレード・ホルダーの交換

下側のブレード・ホルダーのリンケージ・ボールが折れて無くなった。
落としたのではなく,本がLama2の上に落ちたのだ。
簡単な修理と思って,しばらくほっておいた。
ところが,これが大変な手間がかかることが分かったので記事にした。


まず,下側のメイン・ギアのネジを緩める。
上側ロータ一式がすっぽり抜ける。
下側シャフト先端のベエリングを外す。
少し固いけど思い切り引っ張れば抜ける。
サーボとのリンケージを全部外して,問題のブレード・ホルダを外す。
小さなネジ2本で留まっているので,ネジを外しギアを持って少しずつ回せば抜ける。
ここまでは簡単。ここからが大変だ。


ブレード・ホルダーはT-Shape Holderに2本のピンで留まっている。
ブレード・グリップの部分の薄すぎて,どんな工具も入らない。
ピンをつかめないと外れない。困った。
しようがないので,ブレード・ホルダーをニッパで切ってしまう。


結局のところ,ブレード・ホルダをバラバラにした。
T-Shape Holderは再度使うので,傷つけないように気をつける。
(写真の左側がT-Shape Holder)


新しいブレード・ホルダをピン2本でT-Shape Holderに留める。
これが大変。
押し込むのにけっこう力が要るのでピンセットではまず無理。
考えた結果,1φのピアノ線の先端にピンを瞬間接着剤で接着した。


ピアノ線を持って,T-Shape Holderにピンを差し込む。
ピンが入ったら,ピアン線を折るように曲げれば簡単に接着は外れる。
反対側も同じようにしてピンを差し込む。
ここまで来たらほぼ完成。


ばらしたときと逆の手順で組み立てる。
上側のメイン・シャフトをギアに留めるとき, ベアリングのキャップを入れるのを忘れないようにする。
最後にサーボのリンケージを取り付けておしまい。





続く。。。。

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