CPUの交換
CPUを5x86-P75に交換して,クロックアップを同時に実施すると,おおよそ倍の速度になる。5x85-P75はアイツー・ウルフ館で入手できる。
道具がないとかなり時間がかかる。時間さえかければCPUは外れる。ただし外すより取り付ける方が格段に難しい。経験が無いと無理かもしれない
CPUの取り外し
1.ブロアーでCPUのピンを暖めピンセットで素早く取り去る。
2.ブロアーがないときは,良く切れるニッパで上から1本ずつ切りとっていく。カッターナイフは失敗する確率が高い。
パターンの掃除
1.半田吸取り器で丁寧に残った半田を除去する。
2.吸取り線でさらに奇麗にする。
3.パターン面をどれだけ平らにするかにより,CPU取り付けの精度が決まる。
CPUの取り付け
1.立体顕微鏡を見ながら1本1本丁寧に半田付けする。クリーム半田を塗布してブロアーで一気に半田付けするのが手早いが,もっと難しい。
2.半田を盛りすぎないように注意。
3.適当に半田付けして吸取り線で余分な半田を吸取っても,うまくいくかもしれない。(失敗する確率高い)
リブレットの基板はピンからパターンがほとんどはみ出てないので,手半田は超難しい。かなり目がよくないと拡大鏡が必要だ。
放熱板の貼り付け
1.CPUの熱をキーボードのアルミ板に逃がす。
2.1.6mm程度のアルミ板をCPUの上に瞬間接着剤で貼り付ける。2mmでもいいけど,少しキーボードが浮く。
3.組み立て途中に,上面にシリコングリスを薄く塗る。
4.指に付いたシリコングリスはIBMハードディスクの上で,ナゼナゼしよう!。コネクタカバーがスムースに開け閉めできるようになる。
4倍設定
CPUの10番と11番ピンをショートさせる。これで基本クロックの4倍で動作する。クロックアップを同時に実施すると,5x86-P75は133MHzで動作することになる。
組み立て
バラした逆の手順で注意深く組み立てる。
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